NLPの基礎知識

NLPやコーチングなど、個人向け・企業向けの研修・セミナーが充実している「コーチングネット」が、「脳の取扱説明書」ともいわれるNLPについて紹介します。

NLPの誕生

NLPとは「Neuro Linguistic Programming」の頭文字をとったもので、日本語では「神経言語プログラミング」と呼ばれます。1970年代のアメリカで、リチャード・バンドラーとジョン・グリンダーが、当時のアメリカで非常に優秀だった4人の天才的セラピスト、ミルトン・エリクソン(催眠療法)、フリッツ・パールズ(ゲシュタルト療法)、バージニア・サティア(家族療法)、グレゴリー・ベイトソン(サイバネティックス)の治療を研究し、心理学と言語学をもとに体系化し誕生しました。

NLPの発展

当初は心理療法として使用されていたNLPですが、創始者の意思を受け継ぐ後継者により、4人の天才セラピストが使う「言葉の使い方」「ノンバーバル(非言語)の使い方」「無意識の活用の仕方」がさらに分析され、NLPは急速に発展していきます。
現在では、治療・教育・スポーツ・ビジネス・政治の世界でも活用され、テニスのアンドレ・アガシ選手、アメリカのオバマ大統領やクリントン元大統領などもNLPを取り入れたことで知られています。

NLPで学べること

人間は「神経」=五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)と、「言語・非言語」の脳での意味づけによって物事を認識し、体験を記憶しています。その認識や記憶は今までの人生体験に基づき各人の中に「プログラミング」され、その「プログラミング」が意識的に、ときには無意識に行動をコントロールしています。
NLPは、そのプログラミングの構造を変化させて、組み立てなおし (リプログラムする)、望ましい状態へと導いてくれる「脳の取扱説明書」でもあるのです。
その根底にあるコンセプトは、「心の自由を手に入れること」です。つまり、「人間の持つ素晴らしい卓越性」を前提とした生命の尊重です。

NLPのコミュニケーション術

NLP(神経言語プログラミング)やコーチングなど、個人向け・企業向けの研修・セミナーを実施している「コーチングネット」が、NLPのコミュニケーション術の魅力などを紹介します。

NLPでコミュニケーションの質が大きく変化

日常のあらゆる場面で何気なく行っているコミュニケーション。家族や友達、同僚、上司、部下、お客様・・・ そんな普段の生活の中で下記のようなことを感じたことはありませんか。

  • 何となく話がかみ合わない
  • 後から後悔する発言がある
  • 言葉を飲み込んでしまう
  • どのように受け取られたか気になる
  • 相手の気分を害してしまうか不安
  • 内容がうまく伝わらない
  • どうしても否定的な会話になってしまう
  • 話が堂々巡りになってしまう

誰かと会話する中で、このような感覚を抱いたことがある方も多いのでは。NLPは、このようなコミュニケーション能力の質や思考、表現などを向上させるツールとして非常に有効な側面をもっています。例えば「自分の言葉を伝える」ということではなく、「相手にどう伝わったか」「相手がどのように受け止めたか」などに視点を向けることで、コミュニケーションの質は大きく変化します。

コミュニケーションは言葉だけではありません。もっというと、言葉より重要な要素が隠されているのです。「メーラビアンの法則」をご存知でしょうか。コミュニケーションの中で決定的な影響力をもつ要素は、言葉が7%、話し方・声の調子が38%、態度や表情が55%という法則です。つまり言語の重要性は10%以下で、残りの90%以上が非言語によるコミュニケーションになります。このような言葉以外の姿勢や動き、表情の変化など、相手の潜在意識までをも含めた領域にアプローチする非言語の要素に迫ることができるのも、NLPの大きな魅力になっています。

  • 思考・感情・行動のコントロール
  • 他者に対する影響力を飛躍的に高める
  • 短期間に信頼関係を築く方法
  • 心のしくみ(メカニズム)の理解
  • 成功者に共通する「気づき」の能力を高める
  • 信念の書き換え(自分を変える方法)
  • ビジョンの構築(人生で進む方向の発見)
  • 自分や他者の問題解決
  • 成功者の思考パターンや行動パターンを身につける方法